ほろすこーぷず番外企画
オムニバスシアターシリーズ第1弾
『LOVEホのはなし』
特設サイト
三団体による「ラブホテル」を舞台にした、
短編3本立て公演(1話約30分)
独立したストーリーを、ダンスパフォーマンスで繋ぐオムニバス公演!!
企画について
以前、たまたま1人で宿泊したホテルは元ラブホテルだった。
部屋の中には、やたら大きなベッド、何故か丸い浴槽、バスルームと部屋を仕切るのは壁ではなく、磨りガラス???
妙にソワソワしてしまう…この空間ってなんだ?
装置が変わるだけで、日常に「非」日常が忍び込む。
ラブホテルらしい装飾、装置、過剰な空間演出は、人の隠している本音、嘘、自分の知らない自分を導きだす魅力を兼ね備えている。
ラブホがもたらす非日常。私じゃない私。本当の私?どっちが正直?
この過剰で寛容な空間を舞台に、他団体、ゲストパフォーマーをお迎えして、賑やかにお届けします!!
(ほろすこーぷず)
公演スケジュール
※お陰様で全公演、無事に終了致しました!!
12/14(木)
19時開演
★アフタートーク有り
12/15(金)
14時半開演/19時半開演
12/16(土)
14時半開演/19時半開演
12/17(日)
13時開演/17時開演
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前
公演写真
来場チケット
※販売終了
前売り 3500円
当日 4000円
■カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/loveho
※11/1より予約開始
※フォームからの予約は各公演日の前日迄
アーカイブ配信チケット
2500円
★予約開始12/14★
■パスマーケット
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02cnyg32u9b31.html
※販売期限12/14〜2024/1/7迄
※配信開始は、公演終了後2024/1/8頃より予定〜配信開始より2週間程
演目・参加団体紹介
メリケンギョウル
タイトル: 『Young In N』
作・演出:兼子佳那子
<出演者>
・菅野絵瑠奈 ・佐藤友理香 ・千葉由貴 ・宮下奏
・みなみ ・戸門ろん(ナインズプロモーション)
・兼子佳那子
<あらすじ>
「ナニ、なんて事はない話なんだが。その日、私が常宿にしているホテルの窓を開けたんだ。もちろん塞がっているよ、そういう宿だから。でも板を外して開けた……そうしたらどうだい、蝶が一匹舞い込んでくるじゃァないか。それが私の指にとまってねェ、休むんだよ。ささくれだった作家の指だ、木の枝だと思ったのかもしれないね……導入部分?違うよ。だって脚本は書けていないんだから」
<作品について>
脚本を書きに行くラブホテルがある。新宿にあるのだけど、ホテル街からは外れているし、なかなか癖がある部屋が多く、なにせ安いし気に入ってる。
つい先月までは、全然違う話を考えていた。ベッドに棲む亡霊とホテルの清掃員の話。しかしまあ、この霊という設定が、カブった。いや、それ自体はいい。これは全く問題じゃない。仕方ない。3団体独立でやるんだから、脚本を擦り合わせることはないし、設定がカブろうが別の人間が書くんだから絶対同じにはならない。だからまあ、そのままでいいはずなんだけれど。
なんとなく、どうしても話を変えたくなった。
そう、問題なのは、この性分。
少しでも同じは嫌、かといってそれを共有して「こちらが変えましょうか」なんて気を遣わせるのも嫌、そしてこの湧いてきた欲を否定するのが一番嫌。
「書き直そう」
そう思った。思ってしまった。それであのホテルに詰めた。
よくわからん山小屋風な内装の部屋で、12時間ほどうんうん唸りながら(AVとか流しながら)そこで過ごして、最終的に行き着いたのが
『今、この状態をそのまま脚本にする』
究極の、内省であり露悪であり、逃避。
という訳で、もちろん、コメディでありミステリでありホラーですが
ある種のドキュメンタリーとして楽しんでいただければと思う次第でございます。
(作/演出:兼子)
<団体プロフィール>
桐朋学園芸術短期大学演劇学科ミュージカルコース卒の(兼子佳那子/本名:坂根迅)を中心に、2010年設立。その後、同じ学校の同期である、四条半人前が加入。四条半が脚本として入ることで、現在の「ナンセンス×ミステリ×コメディ」というスタイルのメリケンギョウルが誕生。
近年は四条半と2人で、ポッドキャスト『BackStageTalk』、YouTubeチャンネル「ホボローフル」を開設し、演劇外の活動も活発化させている。
カオスエンターテインメント
タイトル:『アイ部屋』
作・演出:浜田カオス
<出演者>
・浜田カオス ・北川まりも ・石井玲歌 ・西田未和
<あらすじ>
「相部屋設定」になっていることに気が付かずWEBで予約したラブホテルの1室で鉢合わせしてしまう2人組のカップル。
EDに悩む男性(43歳)と、コスプレ好き女性(28歳)の元セフレカップル。
男嫌いのレズビアン(40歳)と、性に奔放なバイセクシャル(女性・25歳)のカップル。
ED男は精力剤を服用しており覚醒状態。コスプレ女はJKコスを着用。
レズビアンはED男を心から嫌悪し、バイセクシャルはこの状況を心から楽しんでいる。
話し合いでどちらのカップルが部屋を使うかを決めることになるが・・・
<作品について>
便利なはずのWEB予約によるトラブル・不便さ。
ラブホテルという目的が限定された場所で目的を成し遂げられない歯がゆさ。
そして多様性を強要する社会の流れ・・・
この物語は、性欲や承認欲求に支配された男女のラブホテルヒューマンドラマ。
(作/演出:浜田)
<団体プロフィール>
演劇ユニット9-Statesに俳優として所属している浜田カオスのソロユニット。
毎回「今やりたい」役者を客演として迎えてともに作品を作るスタンスをとっている。
ポップな社会風刺と飲食(生きる糧)をテーマにした会話劇を創作。
過去の全作品の脚本・演出は浜田カオス。
X公式アカウント @chaoschaosenter
(公演時のみ稼働)
ほろすこーぷず
タイトル: 『私たちの部屋』
作:あきの 演出:浦浜綾ユ
<出演者>
・戸塚有紀(viewエンターテイメント)
・加藤大輔 ・中村佳代 ・河原田済
<あらすじ>
片思いをこじらせて、「愛」に迷い続けるアラフォー女・円谷街子。
大雪の中、ひとり取り残された夜、偶然ラブホに迷い込んだ彼女は、その部屋に取り憑く地縛霊と一夜を共にする(?)ことになる。
ひとりラブホで幽霊に出会うという「非日常」の中で、彼女の「日常」が動き出す…。
乙女おばさん・街子の不思議な一夜を描いたファンタジックコメディ。
<作品について>
発端は浦浜の言葉から。
「この前泊まったビジホ、あれは絶対に元ラブホだと思うんだよね…」
ラブホを居抜きして作ったと思われるビジネスホテル。
デカすぎるベッド、何故か丸いジャグジータイプのお風呂、バスルームと部屋を仕切る壁は透明…。
この言葉から私の妄想は広がり始めた。
日常に非日常が紛れ込む。
ラブホという非日常空間で、たったひとりで日常を持ち込んで黄昏る女、円谷街子。
街子の背中に、不器用な乙女おばさんの意識を乗せまくってみました。
普通に生きている人たちが、心に抱えている「どうしようもなさ」をPOPに描きたい。
今回もそんな気持ちで書きました。
少しでも皆様に楽しんでもらえたら嬉しいです。
(作:あきの)
<プロフィール>
身体表現、構成演劇にて創作を行ってきた演出の(浦浜)が、会話劇を上演する為に立ち上げた団体。思春期の頃に夢見たロマンチシズムを抱えつつ、周囲とのズレに葛藤する登場人物を、座付き作家の(あきの)がユーモラスに描く作風が特徴。
童話・文学作品を題材にした公演『おとぎばなしと私小説』にて2021年に旗揚げ。
終わらない青春、青臭さをテーマに創作する演劇ユニット
ゲストパフォーマー
撮影:三村博史
春名キキ
<プロフィール>
愛と情熱の踊り子。1980年大阪・十三のキャバレーでデビュー。春名キキは、舞踏家・今貂子がショーダンサーとして踊るときの芸名である。
白虎社の創立に参加すると同時に活動を支えるためキャバレーで踊り始め、一つの身体に二つの踊る身体を存在させることで踊り手としての学びを深めてきた。今貂子は1994年白虎社解散後独立し、舞踏カンパニー倚羅座を結成。芸能の源流にみられる魂振り(命の活性化)の力に支えられた現代のアバンギャルドな舞踏の探求を通じ、独自の境地を開拓。京都を拠点に国際的に活動を展開している。
令和2年度文化庁芸術祭において舞踏家として初の優秀賞受賞。また、「駆込み女と駆出し男」「関ケ原」「燃えよ剣」への映画出演など活動の幅を広げている。
【スタッフ】
舞台監督:鈴木克彦
照明:三枝淳
音響:中島鉄平(:Aqua mode planning:)
配信撮影/編集:並木貞幸(プラスエヌワークス)
チラシデザイン:坂根迅
制作協力:緒方七美
企画:浦浜綾ユ
共催:メリケンギョウル
カオスエンターテインメント
協力:舞踏カンパニー倚羅座
ゴットサンZ
主催:ほろすこーぷず
会場案内
会場:下北沢OFF・OFFシアター
住所:世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F
最寄り駅:下北沢駅・小田急線「東口」
京王井の頭線「京王中央口」
改札から徒歩3分